これはテストです

01ブランド設計

目次

製品カテゴリの選定

本活動における最も重要な決定事項である
どの製品カテゴリからブランドを立上げるかについて、
野口・西岡・北村・加藤・坂本の5名で検討を実施した。

野口:お酒のOEM

お酒の製造・販売には免許が必要なため、提携先の酒蔵と連携する形でのスキーム構築が必要になるのがネック。
『クラフトサケ』というジャンルがZ世代を中心に人気上昇中であり、日本酒にフレーバーを加えた新しいカテゴリが広まってきている。

案)日本酒からできた入浴剤
日本酒の持つ美容成分に注目した、「酒×美容」の掛け合わせ商品。
最近では、2023年10月に獺祭が独自の化粧品ブランドを展開し、ニュースに取り上げられていた。

西岡:グッズのOEM

便利グッズに目を向けたアイデアを提案。
OEMの選定先が難しく、製造ハードルが高い懸念が挙げられる。

案)持ち運びできるおしゃれなSENNUKI(栓抜き)
近年、クラフトビールを中心としたビン製品の需要が高まってきている。
アクセサリー感覚で日常的に持ち運べる栓抜きがあれば、より気軽にクラフトビールを楽しむことができる。

北村:アパレルのOEM

日本国内に多数のOEMメーカーが存在しており、製造ハードルが低いのが特徴。
しかし、その分競合も多く、尖ったアイデアやデザイン・コンセプト力がないと埋もれてしまう。

案)スマホや名刺、ペンなどを持ち運べる女性用ミニバッグ
オフィスカジュアルの女性服にはポケットが付いていないことが多く、
打合せ等の移動の際に手持ちのツールが多く困っている人が多い現状に目を向けたアイデア。

加藤:食品系のOEM

アパレル同様にOEMメーカーが多数存在しており、製造ハードルが低い。
他のOEMカテゴリに比べて、低単価で製造を行うことができるのがメリット。
賞味期限の観点から、加工品等の長期保存可能な製品に縛られるのがデメリット。

案)市販の缶ビールを手軽にクラフトビールにするスパイスパウダー
Z世代〜30代を中心に爆発的な人気が出ているクラフトビール。
価格の高さや、販売場所が限られるという課題に対して、持ち運び可能なパウダータイプの味変グッズを開発。

坂本:化粧品のOEM

1部が担当している化粧品業界は相性がよく、製造ハードルも低いのがメリット。
競合が多く、尖ったコンセプトでも埋もれてしまう可能性が高い。
また、高度なSEO対策技術や、他カテゴリに比べて高い広告運用費用が必要になるのがデメリット

案)旅行でかさばるコスメをコンパクトにする、ファンデーション専用スポイト
スキンケア用の詰め替え用ミニボトルは多く存在するが、
メイキャップ用のコンパクト化グッズはあまり見受けられない。
リキッドファンデーションなどは特にボトルが大きくかさばるため、
スポイトで数回分を保管できれば便利なのではないか?

結果

上記アイデアをもとに、メンバー内で多数決を実施した。

・アイデア力
・OEM提携先の見つけやすさ
・販売ハードルの少なさ

の3点から総合的に判断した結果、
『クラフトビール化スパイス』の方向で決定した。

市場分析

クラフトビールを取り巻く環境について、
市場調査・分析を実施した。

市場規模

クラフトビールの世界的市場規模は、年間10%超えの速度で成長している。(2023年現在、21兆円程度。)
日本国内においては、コロナ禍による自宅での「プチぜいたく」志向の高まりをきっかけに、コロナ前と比較して200%以上の成長率を実現している。

キリンビールが2021年9月に行った調査では、約7割の人が週末や特別な日には、いつもより高品質なビールを買い求めていた。
「味わって飲めること」「品質が良さそうなこと」「特別感が感じられること」へのニーズが高まっていると言える。

また、クラフトビールの成長を盛り上げている要因の一つに「Z世代からの支持」が挙げられる。
これは、若者を中心にヘルシー志向や味にこだわる傾向が強まっているためである。
豊富なラインナップのあるクラフトビールは、まさに、味にこだわるZ世代にマッチしたカテゴリであると言える。

Z世代のクラフトビールに対する意見

坂本が、知人43名に対し『クラフトビールは好きか?』というアンケートを実施。
結果は下記の通り。
 ・そもそもビールを飲まない(16名)
 ・クラフトビールの方が好き(16名)
 ・普通のビールの方が好き(11名)

ビールを飲まないと回答したユーザーの大半は、ビール独特の苦味に対してネガティブな意見を持っていた。
一方で、フルーツビールなどのフレーバーであれば興味があると答えた人も見受けられた。

クラフトビールの方が好きだと回答したユーザーは、
意外なことに、ホップ特有の苦味に対する興味ではなく

 ・ご当地の食材を活かした、思い出に残るビールだから
 ・ビアバーでの店員との会話から好みを探すのが好き
 ・種類が多く、一期一会なのが逆に良い
上記のような『体験・思い出とセット』であることに対して付加価値を感じていた。

商品コンセプト・ターゲット設定

商品コンセプトや、それに付随するターゲットの選定に向けて、アイデアを3種用意した。
各アイデアの詳細は、リンクより飛んで確認することが可能です!

アイデア① 【Z世代×思い出体験】

アイデア② 【スパイスマニア×実験】

アイデア③ 【アウトドア×チル空間】

次頁 STEP02:製品の開発・製造

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